受験ってそんなに辛いものですかね。
2017年度の入試分析会。
「大変長く苦しい戦いでしたが、親子で乗り切りました」「辛い思いを共有したことで、親子の絆が深まりました」
合格をもぎ取った直後に綴られたであろう手記は臨場感に溢れています。これから受験に挑もうとしている親御さんを煽るには充分すぎるくらいに効くでしょう。みなさん顔がこわばってますよー。講演者はここから励ましモードに入り、それから本論である出願傾向と出題分析に移ります。
さて、質問。
受験は辛いものでしょうか? 勉強はつまらなく、嫌なもので、できればしたくない・させたくないものですか? タイヘンなことは先に済ませておいた方がいいから中学受験するのですか?
小学生の子供はまだ素直です。親が「勉強は辛いものだ」というスタンスであれば、子供もそう思い、自分は嫌なことをさせられていると不平不満を感じても仕方ないと思います。そしてその先、中学進学しても大学に行っても働くようになっても、よほどの幸運に巡りあわない限り、勉強ギライが続くのです。
10歳11歳で本当の意味で「学ぶ喜び」といったものが体感できるかどうかはかなり無理な話かもしれませんが、少なくとも、この問題おっもしろいこときいてくるねー、くらいな心の余裕を親子ともに持ちたいものですね。
ま、そんなうまくいくかどうかは、さておき。です。